会社や同僚と連名で供花を贈る際のマナー|名札の順序や集金・経費精算の注意点
大切な同僚や取引先の方の訃報に接した際、会社として、あるいは有志の連名で供花(きょうか)を贈りたいと考えることは多いでしょう。しかし、個人で贈る場合とは異なり、名札の順序や集金の手間、経費処理など、特有の注意点があります。
「誰の名前を先にするべき?」「誰が窓口になって手配する?」「会社経費として落とせる?」といった疑問は、トラブルを避けるためにも事前に正しく理解しておく必要があります。
この記事では、会社やチーム単位で連名の供花を贈る際のマナー、名札の書き方のルール、集金における注意点、そして税務上の経費精算について詳しく解説します。マナー違反を防ぎ、弔意をスマートに伝えましょう。
会社・連名で供花を贈る場合のメリットとマナー
供花を個人で贈るのではなく、複数人で連名(れんめい)にして贈ることには、いくつかのメリットとマナーがあります。
1. メリット:遺族の負担を減らす
斎場には多くの供花が届きます。個別に小さなお花をたくさん贈るよりも、会社や部署名でまとまったスタンド花を贈る方が、祭壇のバランスが良く、遺族の管理の負担も少なくなります。
2. 相場の目安と負担感の軽減
連名にすることで、1人あたりの費用負担を抑えつつ、見栄えの良い高品質な供花を贈ることができます。
目安:連名であっても、供花1基の合計金額は15,000円〜30,000円程度が一般的です。
3. マナー:事前に葬儀社へ確認する
個人で贈る場合と同様、まず葬儀を担当している葬儀社へ連絡し、「会社名での供花を受け付けているか」を確認します。斎場の都合で外部の花屋からの持ち込みができない場合があるため、必ず確認してから手配してください。
連名での「名札(芳名板)」の正しい書き方と順序
連名で供花を贈る際、名札の書き方には明確なルールがあります。これを知らないと失礼にあたったり、後々トラブルの原因になったりします。
1. 会社名・部署名のみで贈る場合
個人名を挙げず、団体名のみを記します。
例:株式会社〇〇 代表取締役 〇〇〇〇
例:〇〇株式会社 営業部一同
2. 代表者の氏名を記載する場合
代表者の氏名の横に「他一同」や「有志一同」と添えます。
例:営業部長 〇〇〇〇 他一同
3. 具体的な名前を羅列する場合(順序のルール)
職場の同僚など、個人の名前を連ねる場合、**「右側(または上部)から左側(下部)へ向かって、目上の人から順に」**記載するのが基本です。
例:右側に部長、その左に課長、一番左に係長
注意点:名前の人数があまりに多い場合は「営業部一同」とまとめるのが賢明です。見栄えが悪くなるため、通常は3名程度までの連名を推奨します。
連名の供花における集金・手配の注意点
幹事になった場合、スムーズに手配を進めるための注意点です。
集金は事前に行う
お花代を後から徴収するのは手間がかかり、未払いリスクもあります。可能な限り、購入前に一人あたりの金額を確定し、集金してから注文しましょう。
手配の期日
お通夜に間に合うように贈るのがマナーです。訃報を受けてから手配までに時間がかかると、通夜に間に合わない可能性があるため、すぐに葬儀社へ連絡を入れてください。
お返し(香典返し)の辞退
供花を贈る際、「供花へのお返しは不要です」という意向を事前に伝えておくと、ご遺族への配慮になります。葬儀社へ手配する際にその旨を伝えてもらうか、一筆添えるのがスマートです。
会社経費として処理する場合の注意点
供花代は「福利厚生費」または「交際費」として処理されます。会社によって規定が異なるため、必ず経理担当者に確認が必要です。
1. 領収書の宛名
領収書は個人の名義ではなく、必ず**「会社名」**で発行してもらいます。
2. 税務上の処理
取引先の方の場合:交際費として処理するのが一般的です。
社員・役員の場合:原則として福利厚生費として処理できますが、あまりに高額な場合は「給与」とみなされるリスクもあるため、社内規定の金額内に収めることが重要です。
まとめ:連名で心を込めて哀悼の意を伝える
会社や同僚と連名で供花を贈ることは、個人の弔意をまとめるだけでなく、ビジネス上の礼儀としても非常に重要です。
葬儀社へ事前に確認する
名札の順序は目上から順に
経費処理は社内規定に従う
この3点を意識することで、ご遺族に失礼のない、きちんとした贈り物になります。故人を偲び、遺族をいたわる気持ちが一番の供養です。
【連名供花チェックリスト】
[ ] 葬儀社に供花の受け入れを確認したか?
[ ] 予算と連名メンバーは確定したか?
[ ] 名札の記載内容(役職・氏名)に間違いはないか?
[ ] 目上の人が右側にくる順序になっているか?
[ ] 会社名での領収書を手配したか?