葬儀で使えるヘアアクセサリーの選び方|リボンやバレッタの素材・色の合格ラインを解説
急な葬儀の参列で、髪をまとめる際に「手持ちのバレッタを使っても大丈夫?」「黒いリボンなら失礼にならない?」と悩む方は多いものです。葬儀の場では、髪型だけでなく、それらを留めるアクセサリー選びにも厳格なマナーが存在します。
この記事では、葬儀・告別式にふさわしいヘアアクセサリーの選び方を、素材や色、デザインの観点から詳しく解説します。
葬儀用ヘアアクセサリーの基本ルール:3つの「なし」
お悔やみの席では、華やかさを抑えることが鉄則です。アクセサリー選びで迷ったら、以下の3つの要素が含まれていないかを確認しましょう。
1. 「光沢」なし
エナメル素材、サテン生地、ゴールドやシルバーの金属部分が目立つものは避けます。光を反射する素材は、弔事の場では派手な印象を与えてしまうからです。
2. 「飾り」なし
ラインストーン、パール(髪飾りの場合)、ビジュー、ラメなどは厳禁です。たとえ色が黒であっても、キラキラと輝く装飾がついているものはマナー違反となります。
3. 「殺生」なし
毛皮(ファー)や革製品、アニマル柄(レオパードやクロコ型押し)は「殺生」を連想させるため、仏教行事である葬儀には適しません。
合格ラインの素材とデザイン
では、どのようなものなら選んでも良いのでしょうか。具体的に推奨される素材と形を紹介します。
推奨される素材
グログラン: 横うねのある、光沢を抑えた厚手の生地です。葬儀用のリボンとして最も一般的です。
ジョーゼット・シフォン: 透け感がありつつもマットな質感のもの。
プラスチック(マット加工): つや消し処理が施された黒色のバレッタやクリップ。
合格ラインのデザイン
リボン: 小ぶりで、垂れ下がっていないシンプルな形。
バレッタ: 装飾がなく、髪に馴染む細身のタイプ。
シュシュ: ボリュームが控えめで、光沢のない黒の無地素材。
アイテム別:葬儀での取り入れ方
1. バレッタ(ネット付きが理想)
ロングヘアやセミロングの方が髪をまとめる際、最もフォーマルとされるのが「ネット付きバレッタ(シニヨンネット)」です。
毛先をネットの中に収納することで、髪の広がりを抑え、お辞儀をした際にも崩れません。この際、バレッタ部分の装飾は「リボン状のグログラン生地」であることが望ましいです。
2. ヘアゴム
基本は飾りのない黒の細ゴムを使用します。結び目が見えるのが気になる場合は、装飾のない黒のシュシュを重ねるか、自分の髪を少し取って結び目に巻き付け、黒いヘアピン(アメピン)で固定して隠しましょう。
3. カチューシャ
ショートヘアやボブの方が前髪を留めるのに便利ですが、幅が広すぎるものはカジュアルに見えてしまいます。
幅1cm〜1.5cm程度の細いもの。
黒の布製(つや消し)。
装飾が一切ないもの。
これらを満たしていれば使用可能ですが、基本的にはピンで留める方が無難です。
避けるべきNG例と代用案
【NG】パールのついたヘアアクセサリー
「葬儀にはパール」というイメージがあるかもしれませんが、それはネックレスやイヤリングの話です。髪飾りにパールがついているものは、たとえ本真珠であっても「飾り立てている」と見なされるため、葬儀には不向きです。
【NG】金属製(シルバー・ゴールド)のクリップ
挟むだけの便利なクリップですが、金属部分が露出しているものは避けましょう。どうしても使いたい場合は、プラスチック製の黒いダッカールや、全体が布で覆われたものを選びます。
【代用案】手持ちにマナーに合うものがない場合
無理に飾りのあるものを使うくらいなら、「100円ショップの黒ゴム」と「黒のアメピン」だけで仕上げるのが正解です。シンプルであればあるほど、弔意を示す場にふさわしい装いになります。
まとめ:控えめな選択が最高のマナー
葬儀での身だしなみは、「自分をどう見せるか」ではなく、「周囲にどう配慮するか」が重要です。ヘアアクセサリー選びに迷ったときは、**「目立たないこと」**を基準に選んでください。
素材はマットなグログランやプラスチック。
色は黒一択。
迷ったら「黒ゴムとアメピン」だけでシンプルに。
これらを意識するだけで、失礼のない落ち着いた大人の振る舞いが可能になります。故人を送る大切な時間を、万全の準備で迎えましょう。
葬儀の髪型で迷う方へ|マナーを守りつつ自分らしく整える完全ガイド