一日葬の後にやるべきことリスト|四十九日法要や納骨、菩提寺への挨拶はどうする?


「一日葬が無事に終わって一安心」と思いたいところですが、実は葬儀が終わった後にも大切な手続きや行事が控えています。特に一日葬の場合、通夜を省略したことで「その後の法要はどうすればいいの?」「お寺への挨拶は?」と戸惑う方も少なくありません。

葬儀後の手続きを後回しにすると、四十九日法要の準備が間に合わなくなったり、親族間での認識にズレが生じたりするリスクがあります。

本記事では、一日葬を終えたご遺族がスムーズに次の一歩を踏み出せるよう、法要、納骨、菩提寺への対応、そして必要な事務手続きを時系列で分かりやすく解説します。


1. 葬儀直後(当日〜3日以内)に済ませるべきこと

葬儀が終わった直後の数日間は、心身ともに疲弊している時期ですが、以下の対応を優先しましょう。

  • 安置場所の片付けと後飾り祭壇の設置: 自宅に還骨(かんこつ)された後、四十九日までお骨を安置する「後飾り祭壇」を整えます。葬儀社が用意してくれるケースが一般的です。

  • 寺院(菩提寺)への御礼: 葬儀当日にお布施を渡せなかった場合や、改めて挨拶が必要な場合は、早めに寺院を訪問するか連絡を入れます。

  • 近隣・関係者への挨拶回り: 葬儀でお世話になった方々や、近所の方へ挨拶に伺います。一日葬で参列を辞退した方へは、無事に終了した旨を伝えることで安心していただけます。


2. 四十九日法要の準備(葬儀後〜1ヶ月以内)

一日葬を選んだ場合でも、仏教形式であれば「四十九日法要」は非常に重要な節目となります。

  • 日程と会場の決定: 命日から49日目、あるいはその手前の土日に設定します。お寺の都合を確認し、早めに予約を入れましょう。

  • 会食(精進落とし)の手配: 法要後の食事をどうするか決めます。最近では持ち帰り用のお弁当を用意するケースも増えています。

  • 本位牌(黒塗りの位牌)の作成: 葬儀で使用した白木の位牌は仮のものです。四十九日までに、仏壇に納める本位牌を仏壇店に注文しておきましょう(作成には1〜2週間かかります)。


3. 納骨と供養のタイミング

納骨の時期に厳格な決まりはありませんが、一般的には四十九日法要と合わせて行うのがスムーズです。

  • お墓がある場合: 石材店に連絡し、お墓への彫刻(戒名入れ)と、当日の納骨作業を依頼します。

  • お墓がない・新しく作る場合: 四十九日に間に合わせる必要はありません。一周忌や三回忌を目安に、霊園探しや樹木葬、散骨などの供養方法を検討します。

  • 菩提寺との相談: 一日葬を行ったことで、納骨の際に「通夜を行わなかった理由」を改めて聞かれる場合があります。改めて丁寧な説明を心がけ、良好な関係を保つことが大切です。


4. 忘れがちな「事務手続き」チェックリスト

法要の準備と並行して、以下の公的手続きも進める必要があります。

手続き内容期限の目安届出先
年金受給停止・未支給年金の請求10日〜14日以内年金事務所・市役所
介護保険証の返却14日以内市区町村役場
世帯主の変更届14日以内市区町村役場
生命保険金の請求なるべく早く各保険会社
相続税の申告10ヶ月以内税務署

※特に相続関連は時間がかかるため、専門家(司法書士や税理士)への相談も検討しましょう。


5. 一日葬後の「香典返し」のマナー

一日葬で香典をいただいた場合、四十九日の忌明け(きあけ)後に「香典返し」を送るのが一般的です。

  • 金額の目安: いただいた額の「半返し(1/2)」から「3分の1」程度が相場です。

  • 品物選び: 消えもの(お茶、お菓子、海苔)や、相手が選べるカタログギフトが人気です。

  • 当日返し(即返し)をした場合: 葬儀当日に一律の品物を渡している場合でも、高額な香典をいただいた方には、後日改めて差額分に相当する品物を送るのが丁寧です。


6. まとめ:焦らず一つずつ進めることが大切

一日葬が終わった後は、解放感と同時に、改めて故人がいなくなった寂しさが押し寄せてくる時期でもあります。

やるべきことは多いですが、まずは「お寺への挨拶」と「四十九日の日程調整」の2点に集中しましょう。それ以外の手続きは、優先順位をつけながら周囲の協力も得て進めていけば大丈夫です。

形式をシンプルにした一日葬だからこそ、その後の法要や供養を丁寧に行うことで、親族からの信頼もより深まっていくはずです。


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