家族葬の相場はいくら?一般葬との違いや葬儀費用を安く抑えるための3つのポイント


大切な方を見送る際、近年多くのご家庭で選ばれているのが「家族葬」です。しかし、「家族葬なら安く済むはず」と思っていても、いざ見積もりを見ると驚くような金額になることも少なくありません。

「結局、家族葬の相場はいくらなの?」「一般葬と何が違うの?」といった疑問や、「できるだけ費用を抑えつつ、心のこもった見送りをしたい」という切実な悩みを持つ方は多いものです。

この記事では、最新の葬儀事情を踏まえた家族葬の費用相場や、一般葬との明確な違い、そして誰でも実践できる「費用を安く抑えるための3大ポイント」を詳しく解説します。


1. 家族葬の費用相場と一般葬との違い

家族葬と一般葬の最大の違いは「参列者の範囲」と「儀式の規模」です。それによって、かかる費用も大きく変動します。

家族葬の相場:約60万円〜100万円

家族葬は、遺族や親族、ごく親しい知人のみ(10名〜30名程度)で行うスタイルです。

  • 特徴: 参列者が少ないため、大きな式場を借りる必要がなく、料理や返礼品の数も限定されます。

  • 費用の内訳: 葬儀本体(祭壇・棺など)、飲食代、返礼品、火葬料、お布施が含まれます。

一般葬の相場:約150万円〜200万円

仕事関係や近所の方、友人を幅広く招く(50名以上)従来のスタイルです。

  • 特徴: 参列者数に応じた広い会場や、多くのスタッフが必要になります。

  • 費用の内訳: 規模が大きい分、会場使用料や飲食接待費が高額になりますが、その分「香典」の収入も多くなる傾向があります。

項目家族葬一般葬
参列者数10〜30名程度50名以上
式場の規模小〜中規模中〜大規模
飲食・返礼品少ない多い
香典収入少ない多い

2. 葬儀費用を安く抑えるための3つのポイント

葬儀費用は、選び方一つで数十万円単位の節約が可能です。無理にランクを下げるのではなく、賢く選択するためのポイントを紹介します。

① 公営斎場を利用する

最も効果的なのが、自治体が運営する「公営斎場」の活用です。

民間の葬儀場に比べて式場使用料が格段に安く設定されています。また、火葬場が併設されている公営斎場を選べば、霊柩車やマイクロバスによる移動費用をカットできるだけでなく、移動の手間も省けるため、参列者の負担軽減にもつながります。

② 複数の葬儀社から見積もりを取り比較する

葬儀の準備は時間との戦いですが、1社だけの言い値で決めてしまうのは避けましょう。

「家族葬プラン」と一口に言っても、A社では「火葬料込み」でも、B社では「別料金」というケースが多々あります。少なくとも2〜3社から見積もりを取り、**「総額でいくらかかるのか」**を比較することが大切です。事前相談を行うことで「会員割引」が適用される葬儀社も多いため、早めの情報収集が鍵となります。

③ 不要なオプションを徹底的に見直す

葬儀社の提示する基本プランには、必ずしも必要ではない項目が含まれていることがあります。

  • 祭壇のランク: 家族葬であれば、過度に豪華な祭壇でなくても温かい雰囲気は作れます。生花祭壇のボリュームを調整するだけでも大きな節約になります。

  • 飲食の見直し: 通夜振る舞い(食事)を省略し、お持ち帰り用の折詰弁当にする、あるいは親族のみの会食に絞ることで、飲食接待費を大幅に抑えられます。

  • 返礼品: 参列者の人数を正確に把握し、余分な在庫が出ないよう調整しましょう。


3. 葬儀後の負担を減らす「給付金」の活用

葬儀費用を支払った後、自治体から受け取れる給付金制度があることをご存知でしょうか。

  • 葬祭費: 国民健康保険や後期高齢者医療制度の加入者が亡くなった場合、申請することで3万円〜7万円(自治体により異なる)が支給されます。

  • 埋葬料: 社会保険(健康保険)の加入者の場合は、一律5万円が支給されます。

これらの制度は自己申請制であり、葬儀から2年以内に手続きを行う必要があります。忘れずに自治体や勤務先の窓口へ確認しましょう。


まとめ

家族葬は、ただ「安い」だけでなく、故人との時間をゆっくり過ごせるという大きなメリットがあります。

相場を知り、公営斎場の活用や複数社の比較を行うことで、費用を抑えながらも納得のいくお別れができるはずです。

「いざという時」に慌てないためには、生前の資料請求や事前相談が何よりの安心材料になります。まずは気になる葬儀社のウェブサイトから、パンフレットを取り寄せてみることから始めてみませんか。


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