赤ちゃん・幼児連れの葬儀参列はどう立ち回る?ぐずり対策と欠席・中座の判断基準
「幼い子どもを連れてお葬式に参列してもいいの?」「もし式中に泣き出したらどうしよう……」
突然の訃報に接した際、赤ちゃんや幼児を育てる親御さんにとって、葬儀への参列は非常に大きな不安を伴うものです。厳かな儀式の場で、子どもがぐずったり騒いだりしてしまうことは、遺族や他の参列者への迷惑にならないかと気を揉んでしまいます。
大切な方とのお別れを静かに見守るために、親として知っておきたい**「参列の判断基準」と「当日のぐずり対策」、そして「スマートな中座の仕方」**を徹底解説します。
1. そもそも参列すべき?欠席・中座の判断基準
赤ちゃんや幼児を連れて参列するかどうかは、**「故人との関係性」と「自身の状況」**で判断します。
参列しても良いケース
親族の葬儀: 故人が祖父母や近い親戚の場合、子どもを連れて行くことは一般的です。「最後のお別れをさせてあげたい」という遺族の意向がある場合も多いでしょう。
預け先がない場合: どうしても参列が必要で、預け先が見つからない場合は、事前に遺族や葬儀社に相談した上で参列します。
参列を控える、または欠席を検討するケース
知人・友人の葬儀: 関係性によりますが、深い付き合いでない場合は、香典やお花を贈るにとどめ、参列を遠慮するのがマナーとされることもあります。
子どもの体調不安: 発熱や激しい咳がある場合は、無理をせず欠席します。
ポイント:事前の連絡がマナー
子連れで参列する場合は、あらかじめ親族や受付に「幼い子どもを連れているため、途中で席を外すかもしれません」と一言伝えておくと、周囲の理解を得やすくなります。
2. 式場での立ち回りと「出口に近い席」の確保
葬儀会場に到着したら、まずは**「いざという時にすぐ外へ出られる環境」**を整えることが重要です。
座席は末席(出口付近)へ: 式が始まる前に、葬儀社のスタッフに「子どもが泣いたらすぐに外に出たいので、出口に近い席に座らせていただけますか?」と相談しましょう。多くの場合、快く案内してもらえます。
授乳室・多目的トイレの確認: 斎場内にオムツ替えスペースや授乳ができる個室があるか、事前に場所を把握しておきましょう。
3. 式中の「ぐずり対策」三種の神器
音の出ない、周囲に迷惑をかけないアイテムを準備しておくことで、待ち時間や式中のぐずりを最小限に抑えられます。
音の出ないおもちゃ: シールブック、静かにめくれる絵本、布製のおもちゃなどが最適です。光るものや音が鳴る電子玩具は厳禁です。
音の出ないおやつ: 待ち時間が長い場合、一口で食べられるボーロやラムネなど、ボロボロこぼれず、食べる音がしないものを用意します(式中ではなく、控え室での利用を基本にします)。
使い慣れたブランケット: 慣れない環境で不安になる子どもを安心させるほか、会場の冷房対策や寝かしつけにも役立ちます。
4. 泣き出したらどうする?「即・中座」が鉄則
もし式中に子どもが泣き出したり、大きな声を出したりしてしまったら、「あやして泣き止ませよう」と粘るのではなく、すぐに抱き上げて外に出るのが正解です。
ためらわず席を立つ: 焼香の最中であっても、周囲に軽く会釈をして静かに退室します。これが最も遺族への配慮になります。
ロビーや外で待機: 子どもが落ち着くまで、ロビーや外の空気にあたって過ごしましょう。式の一部に出られなくても、その配慮こそが参列マナーです。
5. 葬儀当日の持ち物チェックリスト
普段のお出かけセットに加え、葬儀ならではのアイテムを忘れずに。
黒・紺・白のハンカチ: 子どものよだれや涙を拭く際も、派手な色は避けます。
抱っこ紐: 長時間の起立や移動がある場合、黒や紺など落ち着いた色の抱っこ紐があると重宝します。
着替え: 食べこぼしや吐き戻しに備え、予備の着替え(白シャツや黒パンツ)を用意しておきましょう。
靴の予備: 履き慣れない靴を嫌がった時のために、黒いスニーカーなどを準備しておくと安心です。
まとめ:親の「心の余裕」が子どもの落ち着きにつながる
葬儀の場で子どもを連れていると、親はどうしても緊張し、ピリピリしてしまいがちです。しかし、親の不安は子どもに伝わり、それがぐずりの原因になることもあります。
「泣いたら外に出れば大丈夫」と心に決めておき、事前に周囲への挨拶を済ませておけば、少しだけ心に余裕が生まれます。
最も大切なのは、形通りに参列することではなく、故人を偲ぶ場を壊さないように配慮しつつ、家族として心を込めてお見送りすることです。その姿勢は、きっと遺族の方々にも温かく受け入れられるはずです。