その靴、葬儀で浮いてない?黒ストッキングに合わせる「喪のパンプス」失敗しない3つの条件
葬儀の身だしなみにおいて、服装やストッキングに意識が向きがちですが、意外と盲点になりやすいのが「靴」です。「黒なら大丈夫」と思って手持ちのパンプスを履いていったら、会場で一人だけ浮いてしまった、という失敗談は少なくありません。
葬儀の場では、どのような服装がふさわしいのか、どの程度の寒さ対策が許容されるのかを正しく理解しておくことが大切です。マナー違反をしてしまい、遺族や他の参列者に失礼な印象を与えてしまうのは避けたいものです。
この記事では、葬儀や告別式において、黒ストッキングと合わせるべき「喪のパンプス」の選び方について、失敗しないための3つの重要な条件を解説します。この記事を読めば、足元まで完璧なマナーで安心して参列の準備ができるはずです。
条件1:素材は「光沢のないマットなもの」を選ぶ
葬儀の靴で最も重要なのが素材です。弔事では「光るもの」は禁忌とされているため、パンプスの表面が光を反射しないマットな質感である必要があります。
避けるべき素材
エナメル: 光沢が強く、最も避けるべき素材です。
光沢のある本革: 牛革であっても、表面に艶出し加工がされているものは不向きです。
サテン地: 華やかな印象になるため、結婚式などの慶事用です。
最適な素材
布(ポリエステルなど): 最も格式高いとされている素材です。汚れたら買い替えやすいというメリットもあります。
スエードやベロア: 光沢がないため問題ありませんが、季節によっては暑苦しい印象を与えることもあります。
艶消しの本革・合成皮革: 一般的な葬儀では、光沢を抑えたシンプルな革靴であれば問題ありません。
条件2:デザインは「装飾のないシンプルなプレーンパンプス」
デザインは、究極にシンプルなものが求められます。華やかな装飾は故人を偲ぶ場にふさわしくありません。
避けるべきデザイン
金具・リボンなどの装飾: 金属パーツや大きなリボンがついたものはNGです。
オープントゥ・ミュール: つま先や踵が出るサンダル系の靴はマナー違反です。
ブーツ: カジュアルな防寒具と見なされるため、葬儀では避けます。
最適なデザイン
プレーントゥ: つま先の飾りが一切ないデザインが基本です。
スクエアトゥまたはラウンドトゥ: つま先が尖りすぎたポインテッドトゥは、攻撃的な印象を与えるため、丸みを帯びた形が適しています。
条件3:ヒールは「低めで太く、音が出ないもの」
ヒールは高さだけでなく、その形にも注目が必要です。葬儀会場では、歩く際の音もマナーの一部になります。
ヒールの高さ
3cm〜5cmが目安: 低すぎず高すぎず、上品に見える高さです。ローヒール(フラットシューズ)は歩きやすいですが、略式となるため、できれば少し高さがある方がフォーマルです。
ヒールの形状と音
太めのヒール: ピンヒールは地面に接する面積が小さく、音が鳴りやすいため、安定感があり音が響きにくい太いヒールを選びましょう。
まとめ:正しい靴選びで礼節を尽くす
葬儀におけるパンプス選びは、単なるファッションではなく、故人への哀悼の意と遺族への配慮を示すものです。
光沢のない「マット」な素材
装飾のない「シンプル」なデザイン
低めで「太い」ヒール
この3つの条件を守ることで、どのような格式の葬儀であっても、自信を持って足元から礼節を尽くすことができます。
次に備えて、黒のシンプルなプレーンパンプスを1足、準備しておくことをおすすめします。ご自身のマナーを整え、故人を偲ぶ時間を大切にしてください。
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