葬儀で「ポニーテール」はNG?お辞儀で崩れない、大人女子の正しいまとめ髪マナー


「急な葬儀の知らせ、髪が長いけれどどうまとめれば失礼にならない?」「ポニーテールは普段からしているけれど、法事の場でも大丈夫?」

そんな疑問を抱く女性は多いものです。結論からお伝えすると、葬儀の場において一般的な**「高い位置でのポニーテール」はマナー違反**とみなされる可能性が高いです。

弔いの場では、華やかさを抑え、悲しみの席にふさわしい慎ましやかな身だしなみが求められます。この記事では、葬儀や告別式で失敗しないための、大人女子の正しいまとめ髪マナーを徹底解説します。


なぜ葬儀で「ポニーテール」は避けるべきなのか?

ポニーテールそのものが悪いわけではありませんが、ポイントはその「高さ」にあります。

高い位置は「慶事(お祝い事)」を連想させる

耳より高い位置で結ぶポニーテールは、活動的で明るい印象、あるいは華やかな印象を与えます。これは結婚式やパーティーなどの「慶事」にふさわしい髪型であり、悲しみの場である「弔事」では不適切とされています。

殺生を連想させる髪飾りは厳禁

ポニーテールを留める際に、シュシュやリボン、あるいは金具が光るヘアアクセサリーを使用していませんか?

  • 革製品・ファー素材: 殺生を連想させるため、葬儀では絶対にNGです。

  • 光る素材: ゴールドやシルバーの金具、ラメ入りのものは避けましょう。


葬儀での正解は「低い位置での一つ結び」

葬儀に参列する際、ロングヘアやセミロングの方が髪をまとめるなら、**「耳より下のライン」**で結ぶのが鉄則です。

1. 結ぶ位置は「うなじ」の近く

耳の高さよりも下、後頭部の低い位置(ローポニー)で一つにまとめます。これにより、落ち着いた、控えめな印象を与えることができます。

2. 耳を出して清潔感を出す

サイドの髪が顔にかからないよう、耳をすっきりと出すのがマナーです。顔まわりを明るく見せることで、沈痛な面持ちの中にも、遺族に対する誠実な姿勢が伝わります。

3. 後れ毛(おくれげ)は作らない

普段のヘアアレンジでは「こなれ感」を出すために後れ毛を作ることがありますが、葬儀では「だらしない」と捉えられてしまいます。ワックスやスプレーを少量使い、パラパラと落ちてこないようにタイトにまとめましょう。


お辞儀をしても崩れない!「シニヨン(お団子)」の作り方

葬儀では、受付、焼香、出棺など、何度もお辞儀を繰り返します。その度に髪を触るのはマナー違反です。よりフォーマルで、崩れにくいのが「シニヨン(お団子)」スタイルです。

失敗しないシニヨンの手順

  1. 低い位置で結ぶ: 黒い細ゴムを使い、うなじの近くで一つ結びにします。

  2. 毛束を巻き付ける: 結び目に毛束を巻き付け、お団子状にします。

  3. ネットで固定する: 黒色のシンプルなヘアネットを被せます。これにより、短い毛が飛び出すのを防ぎ、一日中清潔感をキープできます。

  4. ピンで補強: 浮き上がりそうな部分は、黒色の目立たないUピンやアメピンで固定します。


前髪はどうすればいい?「目」にかからない工夫

前髪も全体の印象を左右する重要なポイントです。

  • 長い前髪: センター分けや横分けにして、耳にかけます。落ちてくる場合は、黒いピンで目立たないように固定しましょう。

  • 短い前髪: 眉にかかる程度の長さならそのままでも良いですが、目にかかる場合は少し斜めに流して、視界を遮らないようにします。

  • 厚すぎる前髪: 重い印象を与えがちなので、少し束感を出して整えると、重苦しくなりすぎず、かつ落ち着いた雰囲気になります。


髪の長さ別・おすすめのまとめ方まとめ

髪の長さおすすめのスタイルポイント
ロングネット付きシニヨン最もフォーマルで、乱れる心配がありません。
セミロング低い位置の一つ結び飾りを排除し、黒いゴムでタイトに。
ボブ・ミディアムハーフアップサイドの髪を耳の後ろで留め、顔を隠さないように。
ショートそのまま(耳かけ)寝癖をしっかり直し、落ち着いた質感に整える。

避けるべき「NGヘアアレンジ」チェックリスト

良かれと思ってやってしまいがちな、葬儀でのNG例です。

  • [ ] 三つ編み・編み込み: カジュアルすぎる印象、または「おしゃれ」を意識しすぎていると見なされます。

  • [ ] ハーフアップ(高い位置): 華やかさが出てしまうため、葬儀では避けるか、非常に低い位置で行います。

  • [ ] 盛り髪・逆毛: ボリュームを出すスタイルは、葬儀の場にはふさわしくありません。

  • [ ] 香りの強い整髪料: お線香の香りを妨げないよう、無香料を選びましょう。


まとめ:控えめな装いが、故人への何よりの供養

葬儀の髪型で迷ったときは、**「控えめ」「清潔感」「顔が見える」**という3つのキーワードを思い出してください。

ポニーテールにしたい場合も、位置をぐっと下げるだけでマナーに沿った装いになります。「自分の美しさ」よりも「故人を偲ぶ気持ち」を形にすることが、参列者としての正しいマナーです。

急な参列でも、手元に黒いゴムとピンさえあれば、落ち着いた大人の対応ができます。事前の準備を整え、自信を持って最後のお見送りに臨んでください。


葬儀の髪型で迷わない!急な参列でも安心できる男女別・長さ別のマナー完全ガイド