セキセイインコの火葬で骨は残る?「お骨がなくなる」失敗を避ける業者選びのポイント
「あんなに小さな体のセキセイインコを火葬して、お骨はちゃんと残るのだろうか?」
「火力が強すぎて、灰になって消えてしまわないか不安……」
愛鳥との最期のお別れを前に、このような悩みを抱える飼い主様は少なくありません。セキセイインコは体重が30g〜40g程度と非常に小さく、骨もマッチ棒のように細いため、火葬に対して慎重になるのは当然のことです。
結論から申し上げますと、適切な設備と技術を持つ業者を選べば、セキセイインコの骨は頭から足の先、そして「喉仏」まで綺麗に残すことができます。
この記事では、愛鳥の遺骨を失わないための注意点と、信頼できる葬儀業者を見極める具体的なポイントを詳しく解説します。
なぜ「小鳥の骨は残らない」と言われるのか?
かつてのペット火葬では、大型犬から小動物まで同じ火力で火葬することが一般的でした。しかし、セキセイインコのような極小動物にとって、大型犬用の火力は強すぎます。
失敗の原因1:火力が強すぎる
インコの骨は中空構造で軽く、高温で一気に焼き上げると骨が崩れたり、燃焼時の風圧で飛ばされたりしてしまいます。
失敗の原因2:火葬時間の調整不足
体が小さい分、火葬時間は短時間で済みます。適切なタイミングで火を止めないと、残るべき骨まで焼き切ってしまうことがあります。
セキセイインコの骨を綺麗に残すための条件
現代のペット葬儀では、技術の進歩により「小鳥専用」の対応が可能になっています。以下の条件が揃っていれば、お骨を拾える可能性が格段に高まります。
1. 小鳥専用の火葬炉または温度調節機能
デリケートな小鳥の骨を守るため、火力を細かく調整できる最新の火葬炉を使用していることが重要です。
2. 熟練の火葬技師による管理
火葬は全自動ではなく、技師が常に窓から中を確認し、燃焼具合を見極める必要があります。インコの繊細な骨を見失わないよう、風量を抑えて丁寧に仕上げる技術が求められます。
3. 立会火葬(家族による収骨)の選択
個別火葬を選び、自分たちの手でお骨を拾う「お骨上げ」を行うことで、喉仏や指先の骨まで丁寧に確認することができます。
失敗しないための業者選び:5つのチェックリスト
愛鳥の遺骨をしっかり残してくれる業者を見つけるために、依頼前に必ず以下のポイントを確認してください。
① 「小鳥専用プラン」があるか
ホームページに「インコ・文鳥などの小鳥」という項目が明記されている業者は、専用の台座を使用したり、風量調整を行ったりするノウハウを持っています。
② 過去の火葬実績を電話で確認する
「セキセイインコの骨は、どの程度残りますか?」と直接聞いてみてください。「頭もしっかり残ります」「喉仏も拾えますよ」と具体的に答えてくれる業者は信頼できます。
③ 「移動火葬車」か「固定炉」かを確認する
自宅まで来てくれる移動火葬車でも、小鳥対応の高性能な炉を積んでいる場合があります。ただし、あまりに格安な業者は設備が不十分なこともあるため、事前に設備の詳細を聞くのが賢明です。
④ お骨拾い(収骨)が可能か
「合同火葬」ではなく「個別火葬」を選べるかどうかを確認しましょう。自分の目で骨を確認できるプランがあることは、技術に自信がある証拠でもあります。
⑤ 口コミや評判で「鳥の飼い主」の声を拾う
ペット葬儀全体の口コミではなく、「インコ」「小鳥」を火葬した人の感想を探しましょう。「綺麗に残してくれた」という具体的な体験談は、何よりの判断材料になります。
火葬当日に飼い主ができること
お骨をより綺麗な状態で残すために、火葬の際にもいくつか工夫できることがあります。
副葬品に注意する:プラスチックのおもちゃや厚手のタオルは、燃える際に黒煙や有害物質を出し、お骨を汚してしまう可能性があります。一緒に火葬するのは、少量の生花や大好きだったシード、薄い綿製品のみに留めましょう。
事前の冷却を徹底する:遺体の腐敗が進んでしまうとお骨の状態にも影響します。安置中は保冷剤でお腹周りをしっかり冷やしておきましょう。
愛鳥の遺骨が手元に残る安心感
セキセイインコのお骨は、驚くほど白く、そして可愛らしい形をしています。
しっかりとお骨を残してあげることができれば、火葬後に小さな骨壺へ納めたり、遺骨ペンダントに入れて「分骨」したりと、供養の選択肢も広がります。
「小さすぎて無理だろう」と諦める必要はありません。大切な家族の最後を託せる、誠実な技術を持ったパートナー(葬儀社)をじっくりと探してあげてください。
愛するペットを天国へ送る「鳥葬儀」のすべて。後悔しないための種類とマナー、供養の形