「茶髪・金髪」で葬儀参列はマナー違反?急な知らせで染め直せない時の応急処置と対処法


訃報はいつも突然届くものです。弔問や通夜、葬儀へ参列する際、鏡を見て「今の明るい髪色のまま行っても大丈夫だろうか」と不安になる方は少なくありません。

結論から申し上げますと、葬儀において明るすぎる茶髪や金髪は、マナー違反と受け取られるリスクがあります。 葬儀は故人を悼む場であり、参列者は「控えめで慎ましい姿」であることが求められるからです。

しかし、美容院へ行く時間がなかったり、仕事の都合でどうしても黒染めができなかったりする場合もあるでしょう。この記事では、急な葬儀でも失礼にならない髪色の基準と、染め直せない時の具体的な応急処置について詳しく解説します。


葬儀で許容される髪色の基準とは?

現代では以前よりも髪色に対して寛容になりつつありますが、それでも葬儀の場では「派手さ」を抑えるのが鉄則です。

1. 自然なダークブラウンなら問題なし

地毛に近い落ち着いたブラウンであれば、無理に黒染めをする必要はありません。一般的には、日本ヘアカラー協会(JHCA)のレベルスケールで**「7トーン以下」**であれば、冠婚葬祭の場でも違和感なく馴染みます。

2. 金髪やメッシュ、派手なカラーはNG

一目で「派手」と感じる金髪や、赤・青・ピンクなどの原色系カラー、またはコントラストの強いハイライトなどは、お悔やみの場にはふさわしくありません。親族や年配の参列者も多いため、個性を抑えた身だしなみが求められます。

3. 白髪染めの色落ちにも注意

白髪染めが退色して赤茶けてしまった状態も、だらしない印象を与えてしまうことがあります。清潔感を保つために、表面だけでも整える工夫が必要です。


染め直す時間がない!今すぐできる3つの応急処置

「明日の朝には参列しなければならない」という状況でも、以下の方法で「一時的に」髪色を落ち着かせることが可能です。

方法1:黒色のヘアカラースプレー(髪色戻しスプレー)を使用する

最も一般的で確実な方法です。ドラッグストアなどで市販されている一時着色スプレーを使えば、金髪でも数分で黒髪に変えることができます。

  • コツ: 一箇所に集中させず、少し離して薄く重ね塗りするときれいに仕上がります。

  • 注意点: 汗や雨で色落ちしやすく、衣服(特に白いシャツの襟元)を汚す可能性があります。使用後はケープを巻くか、首元にタオルを挟んでからスプレーしましょう。

方法2:まとめ髪にして「面積」を減らす

髪を下ろしていると明るい部分が目立ちますが、コンパクトにまとめると受ける印象が変わります。

  • タイトなシニヨン: 低い位置で髪を一つにまとめ、お団子にしてネットで覆います。黒いネットを使うことで、髪色の明るい面積を物理的に隠すことができます。

  • 前髪を流して固定: 前髪が明るい場合は、黒いピンでタイトに横へ流すだけで、顔まわりの印象が落ち着きます。

方法3:部分用コンシール(マスカラタイプ)を活用する

生え際や分け目だけが明るい場合は、白髪隠し用のマスカラやファンデーションが便利です。スプレーよりも周囲を汚さず、ピンポイントでトーンダウンできます。


美容院で染める場合のポイント

もし参列までに半日ほどの余裕があるなら、美容院で「冠婚葬祭用のカラー」をオーダーするのがベストです。

  • 「黒に近いブラウン」をオーダー: 真っ黒(ブルーブラック)にしてしまうと、葬儀後に元の明るさに戻すのが難しくなります。数週間で自然に明るさが戻る「トーンダウン」をお願いしましょう。

  • ウィッグの検討: 職業柄どうしても染められない場合は、黒髪のフルウィッグやポイントウィッグを活用するのも一つの手段です。


注意したい!整髪料と質感のマナー

髪色だけでなく、髪の「質感」も重要です。

  • ツヤを抑える: オイルやワックスで「濡れ髪(ウェットヘア)」にするのは、お洒落に見えすぎて葬儀には不向きです。パサつきを抑える程度のマットな質感を目指しましょう。

  • 香りを抑える: 葬儀ではお線香の香りが立ち込めるため、整髪料の強い香料は避けるのがマナーです。無香料のタイプを選んでください。


遺族として参列する場合

もしあなたが遺族側(親族)として参列する場合、参列者を迎える立場として、一般参列者よりもさらに厳格なマナーが求められます。

遺族の髪色が派手すぎると、故人への敬意が足りないと思われてしまう可能性も否定できません。可能な限り黒、あるいは非常に暗い茶色に整えることが、弔意を示すことにも繋がります。


まとめ:一番大切なのは「弔いの気持ち」

髪色は外見の一部ですが、葬儀においてはその人の「参列に際しての姿勢」として見られます。

明るい髪色を完全に隠せなかったとしても、**「できる限り落ち着かせようと努力した形跡」**が見えれば、周囲の印象は大きく変わります。

  1. 可能な限りトーンを落とす

  2. 低めの位置でタイトにまとめる

  3. 清潔感を第一に考える

これらのポイントを守り、失礼のない姿で最後のお別れに臨みましょう。



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