家族葬・一日葬・直葬の違いとは?費用と流れを比較して後悔しない選び方を解説


「大切な人との最後のお別れを、どのような形で送ってあげるのが一番いいのだろう……」

大切な方を亡くされた際、悲しみの中で直面するのが、お葬式の形式選びと費用の問題です。

最近では、身内だけで静かに見送る「家族葬」だけでなく、お通夜を省略する「一日葬」、儀式を行わず火葬のみで見送る「直葬(火葬式)」など、選択肢が多様化しています。しかし、いざ選ぶとなると「どれが自分たちに合っているのか」「後から親戚に何か言われないか」と不安になる方も少なくありません。

この記事では、家族葬・一日葬・直葬の3つのスタイルについて、費用相場、当日の流れ、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく比較しました。後悔のない、心温まるお別れを実現するための参考にしてください。


1. 家族葬・一日葬・直葬の比較一覧表

まずは、それぞれの形式の違いを大まかに把握しましょう。

特徴家族葬(二日葬)一日葬直葬(火葬式)
内容通夜・告別式の2日間告別式のみの1日儀式なし・火葬のみ
参列者家族、親族、親しい友人家族、親族中心家族のみ(極少数)
費用相場約80万円〜120万円約40万円〜80万円約20万円〜40万円
お別れの時間最もゆっくり過ごせる適度に時間を確保できる非常に短い

2. 家族葬(二日葬):伝統を大切にゆっくり見送る

家族葬は、一般のお葬式と同様に「通夜」と「告別式」を2日間にわたって行いますが、参列者を身内に限定する形式です。

家族葬の流れ

  1. ご逝去・搬送: 病院などから安置場所へ搬送。

  2. お通夜: 1日目の夜。家族や親しい方で故人を囲み過ごします。

  3. 葬儀・告別式: 2日目の昼。読経、焼香、最後のお別れ。

  4. 火葬: 火葬場へ移動し、収骨を行います。

メリットと注意点

  • メリット: お通夜から火葬まで、故人と過ごす時間を十分に確保できます。親族も納得感を得やすいスタイルです。

  • 注意点: 2日間分の会場使用料やスタッフ人件費がかかるため、3つの中では最も費用が高くなります。


3. 一日葬:体力・費用の負担を抑えつつ儀式を行う

一日葬は、お通夜を行わず、葬儀・告別式から火葬までを1日で完結させるスタイルです。

一日葬の流れ

  1. ご逝去・搬送: 1日〜数日間、安置。

  2. 葬儀・告別式: 午前中からお昼にかけて実施。

  3. 火葬: 告別式終了後、そのまま火葬場へ。

メリットと注意点

  • メリット: 遠方の親族が宿泊せずに済むなど、遺族・参列者の体力的な負担が軽減されます。通夜振る舞い(食事代)もカットできるため、費用も抑えられます。

  • 注意点: 菩提寺(お付き合いのあるお寺)がある場合、「通夜をしない」ことへの許可を事前に得ておく必要があります。


4. 直葬(火葬式):最もシンプルに、費用を最小限に

直葬は、祭壇を飾ったり儀式を行ったりせず、火葬場に集まって故人を見送る形式です。

直葬の流れ

  1. ご逝去・搬送: 法律で定められた24時間の安置。

  2. 火葬場へ直行: 寝台車で火葬場へ向かいます。

  3. お別れ・火葬: 火葬炉の前で数分〜10分程度のお別れ(読経をする場合もあります)。

メリットと注意点

  • メリット: 費用を圧倒的に安く抑えられます。形式にこだわらない方に選ばれています。

  • 注意点: お別れの時間があまりにも短いため、「もっとちゃんとお別れすればよかった」と後悔するケースも。また、親族から反対されるリスクが高い形式でもあります。


5. 費用を安く抑えるために知っておきたいこと

葬儀費用は、選び方一つで数十万円単位で変わります。実負担を減らすためのポイントは以下の通りです。

自治体の「葬祭費」給付制度

故人が国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入していた場合、申請することで3万円〜7万円程度が支給されます。葬儀後に役所で手続きが必要ですので、忘れずに行いましょう。

公営斎場の活用

民間の斎場に比べ、自治体が運営する公営斎場は利用料が安く設定されています。また、火葬場が併設されているタイプを選べば、車両費用(霊柩車やバス)を節約できます。

ネット葬儀サービスの比較

「追加料金なし」を謳うネット系の葬儀紹介サービスを利用すると、最初から明確な金額提示があるため、見積もり後の予算オーバーを防ぎやすくなります。


6. 後悔しないための「選び方」のポイント

最後に、どの形式を選ぶべきか迷った際の判断基準をお伝えします。

  1. 故人の遺志はあるか: 生前に「簡素にしてほしい」といった希望がなかったか確認しましょう。

  2. 親族の意見を尊重する: 勝手に決めてしまうと後々の親戚付き合いに影響します。特に直葬や一日葬の場合は、事前に「なぜそうするのか」を説明することが大切です。

  3. 菩提寺に確認する: 先祖代々のお墓にお世話になっているお寺がある場合、独自の作法があるため、必ず事前に連絡しましょう。


まとめ

家族葬、一日葬、直葬には、それぞれに良さがあり、注意すべき点があります。

「費用を抑えたい」という想いも大切ですが、それ以上に**「どのような形であれば、心から『ありがとう』を伝えられるか」**を優先して選んでみてください。

事前見積もりを取っておくことで、いざという時に慌てず、最適な選択ができるようになります。まずは身近な葬儀社から、無料の資料請求をしてみてはいかがでしょうか。


家族葬の費用相場はいくら?安く抑えるコツと内訳を徹底解説