生前何から書く?エンディングノートと遺影写真の準備ガイド|後悔しないための終活5ステップ
「終活を始めよう」と思っても、何から手をつければいいのか迷ってしまう方は少なくありません。特に、自分の想いを遺す「エンディングノート」や、最期の顔となる「遺影写真」は、後回しにされがちな項目です。
しかし、これらを事前に準備しておくことは、遺される家族にとって最大の助けとなります。悲しみと忙しさの中にいる家族が、あなたの意思を確認できる「道しるべ」になるからです。この記事では、後悔しないために今すぐ始められる終活の5ステップを、初心者の方にも分かりやすく解説します。
ステップ1:エンディングノート、まずは「書けるところ」から
エンディングノートは、遺言書のように法的な効力はありませんが、家族が判断に迷ったときに一番頼りにするものです。最初から完璧を目指すと挫折しやすいため、まずは以下の3点から書き始めてみましょう。
1. 医療・介護の希望
「延命治療を希望するか」「介護が必要になったとき、どこで過ごしたいか」など、本人の意思が尊重されるべき重要な項目です。
2. 財産・貴重品のリスト
預貯金、不動産、保険、有価証券のほか、最近では「デジタル遺品(SNSのアカウントやネット銀行)」の情報も重要です。口座番号や暗号資産の有無をメモしておくだけで、遺族の事務手続きが劇的にスムーズになります。
3. 大切な人へのメッセージ
普段は照れくさくて言えない感謝の言葉を綴りましょう。これが家族にとって、何よりの形見となります。
ステップ2:自分らしい「遺影写真」を選んでおく
葬儀の準備で遺族が最も困るのが、遺影写真の選定です。急いでスナップ写真から探すと、ピントが合っていなかったり、表情が硬かったりすることがあります。
遺影写真選びのポイント
自分らしい表情: 無理に正装した写真よりも、普段のあなたらしい笑顔の写真が好まれます。
ピントと解像度: 集合写真の引き伸ばしは画質が荒くなるため、なるべく大きく写っているものを選びましょう。
生前遺影撮影のすすめ: 最近では、お気に入りのおしゃれをしてプロのカメラマンに撮影してもらう方も増えています。納得のいく1枚を用意しておくことで、安心感が生まれます。
ステップ3:葬儀のスタイルと規模を検討する
自分がどのような形で送られたいかを整理しましょう。
家族葬: 家族や親しい友人だけで静かに見送る。
一般葬: 広く参列者を招く。
一日葬・直葬: 負担を最小限に抑える。
希望するスタイルが決まったら、エンディングノートに記すとともに、信頼できる葬儀社を見つけて「生前相談」をしておくのが理想的です。
ステップ4:連絡先リスト(訃報リスト)の作成
いざというとき、家族は「誰に連絡すればいいのか」と頭を抱えます。
親戚、友人、仕事仲間、趣味の集まりなど、連絡してほしい人の名前、電話番号、住所をリスト化しておきましょう。年賀状の整理を兼ねて行うとスムーズです。
ステップ5:身の回りの「生前整理」を始める
モノの整理は、体力と気力があるうちに少しずつ進めるのがコツです。
不用品の処分: 数年使っていないものは思い切って手放しましょう。
思い出の品の整理: 写真や手紙など、残したいものを厳選し、家族に「これは大切にしてほしい」と伝えておきます。
身の回りがスッキリすることで、これからの人生をより身軽に楽しむことができるようになります。
まとめ:終活は「今」を大切に生きるためのステップ
終活は、決して「死」への準備ではありません。これまでの人生を振り返り、大切な人たちとの絆を再確認し、これからをどう過ごすかを考える前向きな活動です。
エンディングノートに想いを綴る
お気に入りの写真を1枚用意する
まずはこの2点から始めてみませんか?あなたの意思が明確になることで、家族には「安心」を、あなた自身には「心のゆとり」をもたらしてくれるはずです。
葬儀の生前準備で後悔しないために。自分らしい最期をデザインする具体的な進め方