【実録】葬儀の事前相談をしないとどうなる?遺族が直面する「3つのパニック」と回避策
「まだ元気だから」「縁起でもないから」と、葬儀の準備を後回しにしていませんか?実は、葬儀の事前相談をしないまま万が一の時を迎えると、残された家族は想像を絶する混乱と負担を背負うことになります。
かつてはタブー視されていた生前整理や事前相談ですが、現在は「家族への最後の思いやり」として広く定着しました。この記事では、事前準備がない場合に起こる「3つのパニック」の実例と、それを回避して理想の最期を迎えるための具体的な対策を徹底解説します。
1. 【時間パニック】逝去からわずか数時間で「100項目」の決断
身内が亡くなった直後、遺族は深い悲しみに暮れる間もなく、過酷な「決断の連続」を迫られます。
病院からの退去を急かされる
病院で亡くなった場合、数時間以内に遺体を搬送するよう求められるのが一般的です。事前相談をしていないと、パニック状態でスマホを検索し、一番上に出てきた業者に慌てて電話をかけることになります。これが「葬儀社選びの失敗」の最大の原因です。
怒涛の打ち合わせ
葬儀社が決まると、すぐに以下の内容を決定しなければなりません。
通夜・告別式の日程と場所
祭壇のデザイン、花の種類
料理の数、返礼品のランク
遺影写真の選定
【回避策】
生前に希望の葬儀社を2〜3社絞り、パンフレットの取り寄せや事前相談をしておくだけで、搬送時の迷いがゼロになります。
2. 【費用パニック】請求書を見て驚愕!相場が分からない恐怖
葬儀費用には定価がないものが多く、事前相談なしで進めると予算を大幅にオーバーするリスクが高まります。
「おまかせ」が招く高額請求
「立派に送り出してあげたい」という心理や、急いでいる焦りから、業者の提案通りにランクを選んでいくと、最終的な見積もりが100万円単位で跳ね上がることがあります。
含まれない費用の盲点
基本プランには、火葬料やお布施、飲食代が含まれていない場合がほとんどです。これらを知らずに契約すると、後から「追加料金」の多さに驚くことになります。
【回避策】
事前に「見積書」を作成してもらいましょう。総額でいくらかかるのか、追加料金が発生する項目は何かを把握しておくことで、適正価格での施行が可能になります。
3. 【親族パニック】「聞いていない!」が引き起こす遺恨
本人の意思が不明確なままだと、親族間で意見が対立し、葬儀の最中にトラブルに発展することがあります。
形式を巡る対立
「本人は家族葬を望んでいたはずだ」という遺族に対し、「世間体があるから盛大にやるべきだ」と主張する親戚が現れるのは、現場でよくある光景です。
菩提寺(お寺)とのトラブル
先ぞ代々のお墓がある場合、そのお寺(菩提寺)への連絡を怠って葬儀を行うと、最悪の場合、納骨を拒否されるといった深刻な問題に発展します。
【回避策】
エンディングノートに「誰を呼びたいか」「どの程度の規模にしたいか」を明記し、家族に共有しておきましょう。本人の意思が明確であれば、周囲も納得しやすくなります。
後悔しないための「生前準備チェックリスト」
パニックを避け、穏やかなお別れを実現するために、以下の4点を優先的に進めてみてください。
葬儀スタイルの決定
(一般葬、家族葬、一日葬、直葬など、自分に合った形式を選ぶ)
遺影用写真の選定
(自分らしい笑顔の1枚を選び、家族に保管場所を伝えておく)
連絡先リストの作成
(いざという時、誰に知らせてほしいかをまとめておく)
互助会や会員制度への加入
(積立金や会員割引を利用することで、費用を大幅に抑えられる場合があります)
宗教や宗派の再確認
自身の宗派がどこなのか、どの寺院にお願いするのかを把握しておくことも重要です。最近では宗教儀礼を行わない「無宗教葬」も増えていますが、親族の理解を得るために事前の説明が欠かせません。
まとめ:事前相談は「安心」を買うステップ
葬儀の事前相談は、決して死を待つ準備ではありません。自分自身の人生を自分らしく締めくくり、大切な家族が迷わず、穏やかに自分を見送れるようにするための「究極の配慮」です。
今は対面だけでなく、電話やオンライン、メールでの匿名相談を受け付けている窓口も増えています。まずは資料を取り寄せ、費用の相場を知ることから始めてみませんか?その一歩が、未来の家族をパニックから救う大きな一歩となります。
葬儀の生前準備で後悔しないために。自分らしい最期をデザインする具体的な進め方