ご祝儀袋の書き方完全ガイド|失敗しない筆ペンの選び方とマナー
結婚式や出産祝い、入学祝いなどで使うご祝儀袋。贈る側としては「正しい書き方がわからない」「どんな筆ペンを使えばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
実は、ご祝儀袋の書き方や筆ペン選びには、マナーや見栄えをよくするコツがあります。この記事では、初心者でも失敗しないご祝儀袋の書き方と筆ペンの選び方を丁寧に解説します。
1. ご祝儀袋に書く内容を確認
まずはご祝儀袋に書くべき項目を確認しましょう。基本的には以下の3つです。
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表書き(御祝・寿など)
結婚式なら「寿」「御結婚御祝」、出産祝いなら「御祝」「御出産御祝」と書きます。 -
名前(氏名)
個人ならフルネーム、夫婦で渡す場合は連名で書きます。
夫婦連名の場合は、左に妻の名前、右に夫の名前を書くのが一般的です。 -
中袋(金額と住所)
中袋には包んだ金額と住所を記入します。金額は漢数字で書くのが基本です。
2. 筆ペンの選び方ポイント
ご祝儀袋に書く文字は、筆ペンを使うと見栄えが格段に良くなります。しかし、筆ペン選びを間違えると書きにくく、仕上がりも悪くなります。
選び方のポイント
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穂先の柔らかさ
初心者には柔らかめの筆ペンがおすすめです。柔らかいほど文字に味が出ますが、力加減を間違えるとかすれやすくなります。 -
水性か油性か
水性は濃く、にじみにくいので初心者向き。油性は紙によっては滲むことがあります。 -
中字以上の太さ
小さすぎると文字が潰れやすく、見栄えが悪くなります。中字~太字の筆ペンが書きやすいです。 -
持ちやすさ
握りやすく、安定して書ける形状のものを選びましょう。長時間書く場合は疲れにくいものがベストです。
3. ご祝儀袋の書き方のコツ
表書き
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中央にバランスよく配置する
ご祝儀袋の表面の中央に「寿」や「御祝」と書くと美しく見えます。 -
上品な字体で書く
楷書や行書がおすすめ。崩しすぎると読みづらくなります。
名前
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フルネームで丁寧に書く
特に結婚式では、正式な名前を書くことで相手に失礼がありません。 -
夫婦連名は左妻・右夫
上下で揃えると見栄えが整います。
中袋
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金額は漢数字で
例:三万円 → 三万円、五千円 → 五千円
破損や書き間違え防止のため、濃い文字で書くのがポイントです。 -
住所も正確に
封筒の裏面に郵便番号と住所を丁寧に書きましょう。
4. 書きやすくする練習方法
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下書き用紙を使う
本番のご祝儀袋に直接書く前に、練習用紙で文字の配置や太さを確認しましょう。 -
文字のバランスを意識
縦書きの場合は上下の余白を揃え、中央に収まるように調整します。 -
筆ペンの持ち方を確認
軽く握り、手首ではなく腕全体で動かすと安定した線が書けます。
5. 失敗しないための注意点
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消せない筆記具は使わない
ミスした場合に修正できないので、水性筆ペンで練習しましょう。 -
濃すぎるインクは避ける
厚い紙ににじむと文字が潰れるので、インクの量を調整します。 -
慌てずゆっくり書く
ご祝儀袋は贈り物の一部です。焦らず丁寧に書くことが大切です。
まとめ:筆ペン選びと書き方で印象アップ
ご祝儀袋は、文字の美しさや丁寧さが相手への礼儀になります。筆ペン選びは柔らかさ・中字以上の太さ・書きやすさを重視し、表書き・名前・中袋の書き方を丁寧に整えることで、贈る側としての印象が大きくアップします。
ちょっとした工夫と練習で、誰でも美しいご祝儀袋を書くことができます。これで結婚式やお祝いの場でも安心して贈ることができるでしょう。