ご祝儀袋の表書き|親族への贈り方とマナー完全ガイド


結婚式で親族として祝福の気持ちを伝える際、重要なのが ご祝儀袋の表書き です。友人や会社関係とは違い、親族へのご祝儀は格式が求められるため、間違えると失礼にあたります。

この記事では、親族向けの 表書きの書き方、金額の相場、注意点 まで詳しく解説します。これを押さえておけば、安心して結婚式に臨むことができます。


1. ご祝儀袋の基本構造と親族向けの選び方

ご祝儀袋は以下の3つで構成されています。

  • 表書き:お祝いの言葉を書く場所。親族の場合は丁寧さと格式が重視されます。

  • 中袋:金額と名前を記入する袋。新札を入れるのが基本です。

  • 袋本体:水引の種類や紙質で格式が変わります。

親族におすすめのご祝儀袋

  • 水引が結び切り(紅白・金銀):結婚祝いに正式で、親族向けに最適

  • 高級感のある和紙や金箔入りデザイン:格式が伝わりやすい

  • 中袋の書きやすさ:名前や住所を書くスペースが十分あるもの

親族の場合は、友人向けより少し格式高めの袋を選ぶと良いです。


2. 親族へのご祝儀袋の表書き例

基本の表書き

親族に使える表書きは、結婚式のフォーマル度に応じて選びます。

表書き 使用シーン
寿 最もオーソドックスで、親族全般に使える
御結婚御祝 より丁寧で正式感のある表書き
祝御結婚 フォーマルで、略さずに祝福したい場合に最適

名前の書き方

  • フルネーム で書くのが基本

  • 夫婦で贈る場合は「夫の名前+妻の名前」と書きます

  • 姓だけでも失礼になりませんが、親しい場合は名前も添えると心がこもります

例:

表書き:御結婚御祝
名前:山田 太郎・花子

ペンの選び方

  • 筆ペンまたは毛筆 が正式

  • 黒墨で書くのが基本ですが、和紙の風合いに合う筆ペンも可

  • ボールペンは避けるのがマナー


3. ご祝儀の金額相場と包み方

親族への金額目安

  • 兄弟姉妹:3~10万円

  • 叔父叔母:1~5万円

  • 祖父母:3~10万円

※偶数は避け、奇数が基本です。特に4万円は「死」を連想するため避けましょう。

お金の入れ方

  1. 新札を用意する

  2. 額面が上になるよう中袋に入れる

  3. 向きや折り方に注意し、丁寧に封入


4. 書き方の注意点

  1. 訂正はNG
    二重線で消すのは失礼。間違えた場合は新しい袋に書き直します。

  2. 名前の敬称
    親族には「様」を付けるのが基本。例:「山田太郎様・花子様」

  3. 文字の美しさ
    筆圧やバランスに注意。丁寧に書くことでお祝いの気持ちが伝わります。


5. 手渡しや郵送時のひと工夫

  • 手渡しの場合:立てて渡すと丁寧

  • 郵送の場合:破れないように封筒で二重に包む

  • 一言添える:「ご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに」
    メッセージカードを添えると、より心が伝わります


6. まとめ

親族へのご祝儀袋は、格式・丁寧さ・見栄え が重要です。

  • 表書き:寿・御結婚御祝・祝御結婚

  • 名前:フルネーム+「様」を付ける

  • 金額:3~10万円(奇数)

  • デザイン:格式高めの水引・和紙を使用

丁寧に書き、マナーを守ることで、親族としての立場を大切にしながら祝福の気持ちをしっかり伝えられます。結婚式当日は、ご祝儀袋の表書きや渡し方に少し気を配るだけで、感謝と喜びがより深まります。

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