結婚式招待状の返信マナー:失礼のない返事で祝福の気持ちを伝える
結婚式の招待状が届いたとき、まず迷うのが返信のマナーです。形式やタイミングを間違えると、新郎新婦に失礼になってしまうこともあります。そこで今回は、結婚式招待状の返信マナーを詳しく解説し、例文や注意点までご紹介します。
1. 招待状の返信はいつまでに出す?
タイミングの目安
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招待状の返信は受け取ってから1週間〜10日以内に出すのが基本
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遅くとも結婚式の1週間前までには届くように送る
ポイント
早めの返信は、出席者リストや席次表作り、新郎新婦の準備をスムーズにします。出席か欠席かを迷っても、まずは返信を送り、「出席の可能性あり」の連絡を電話で伝えるなど、配慮すると安心です。
2. 返信ははがき?封書?
返信はがきの基本
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招待状には返信用はがきが同封されているのが一般的
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「出席」「欠席」のチェック欄に✔を入れ、丁寧に記入
封書で返信する場合
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招待状に同封はがきがない場合は、封書で丁寧に返信
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封書の宛名は「〇〇様」と正確に記載
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文面は「拝啓」「敬具」を使うフォーマル文がおすすめ
3. 出席の場合の返信マナー
書き方のポイント
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氏名をフルネームで記入
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出席にチェックを入れる
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出席人数や同伴者の有無を正確に記載
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簡単な祝福の言葉を添える(例:楽しみにしております)
出席返信の例文
拝啓 春暖の候、〇〇様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたびはご結婚のご通知をいただき、誠にありがとうございます。
喜んで出席させていただきます。素晴らしいお式になりますよう心よりお祈り申し上げます。
敬具
4. 欠席の場合の返信マナー
書き方のポイント
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氏名をフルネームで記入
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欠席にチェックを入れる
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欠席の理由は簡潔に(詳細すぎる理由は不要)
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お祝いの気持ちを必ず添える
欠席返信の例文
拝啓 春暖の候、〇〇様におかれましてはご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたびはご結婚のご通知をいただき、誠にありがとうございます。
誠に残念ではございますが、所用により出席できませんことをお詫び申し上げます。
ご結婚を心よりお祝い申し上げます。末永くお幸せにお過ごしください。
敬具
5. 同伴者や子どもの扱い
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招待状に同伴者や子どもの参加可否が明記されている場合は、必ず記入
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記入欄がない場合は、事前に新郎新婦に確認
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無断で人数を増やすことはマナー違反
6. 手書きで送るメリット
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手書きは誠意が伝わる
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文字が丁寧で読みやすいと好印象
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印刷文でも問題はありませんが、ひと言メッセージを添えると温かみが増します
7. 返信で避けるべき表現
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「予定があるので…」「行ければ…」など曖昧な表現
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冗談や軽い文章
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絵文字や顔文字(フォーマルな場では避ける)
まとめ:結婚式招待状の返信は丁寧に、誠意をもって
結婚式の招待状の返信は、新郎新婦への感謝と祝福の気持ちを伝える大切なマナーです。ポイントをまとめると以下の通りです。
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返信は1週間〜10日以内に送る
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返信はがきが原則、封書の場合はフォーマル文を
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出席・欠席は明確に記入
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祝福の言葉を必ず添える
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同伴者や子どもは必ず確認・記入
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手書きの一言が温かみを添える
丁寧に返信することで、新郎新婦に失礼なく祝福の気持ちを伝えることができます。形式やマナーを押さえ、心からのお祝いを届けましょう。