香典袋の包み方:折り方のコツ|失礼にならない丁寧なマナー
葬儀や法事で香典を渡すとき、香典袋の包み方や折り方で悩む方は多いものです。
「中袋の折り方はどうするの?」「上包みはどこから折ればいい?」と迷ってしまい、慌ててしまうこともあります。
この記事では、香典袋の正しい包み方と折り方のコツをわかりやすく解説します。
初心者でも失礼なく渡せるよう、順序に沿って丁寧に説明します。
香典袋の構造を理解しよう
香典袋は基本的に以下の構造です。
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中袋
- 現金を入れる袋
- 金額を書いたり、お札を揃える場所 -
上包み(外袋)
- 中袋を包む表紙
- 表書きや名前を書く場所
まずは中袋と上包みの関係を理解すると、折り方がスムーズになります。
中袋の折り方のコツ
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お札を揃える
- 新札でなくても問題ありませんが、折り目や向きを揃えると丁寧です -
中袋の上部を折り返す
- 上側を2~3センチほど内側に折り返します -
中袋の口をしっかり閉じる
- 糊付けは不要ですが、折り返しをきれいに揃えて中に納めます -
金額を書いた場合は裏面に
- 金額は中袋の裏面に記入するのが一般的です
上包み(外袋)の折り方のコツ
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中袋を外袋に入れる
- 上包みの中心に中袋を揃えて入れます -
下側を折る
- 下の部分を手前に折り込みます -
上側を折る
- 上の部分を下に重ねる
- 日本の慣習では「上が下に重なる」形にします(弔事では「水引が上に重ならない」よう注意) -
左右の折りを整える
- 余白が出ないように丁寧に揃える -
水引をかける
- 仏式なら白黒、宗派により黄白もあり
- 結び目の向きや結び方に注意
渡すときのマナー
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両手で持ち、軽く頭を下げて渡す
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包みの表面が上を向くようにする
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香典袋の包み方が不安でも、丁寧に折って渡す姿勢が大切
包み方で押さえておきたいポイント
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中袋はお札を揃えて、折り返しをきれいに
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上包みは中心に中袋を入れ、下→上→左右の順で折る
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水引は結び方と向きに注意
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金額の大小にかかわらず、丁寧な折り方が失礼にならない
まとめ
香典袋の包み方・折り方は、丁寧さと整え方がポイントです。
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中袋はお札を揃え、折り返して口を閉じる
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上包みは下→上→左右の順で折る
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水引をかけ、両手で渡す
少しの手間で、少額の香典でも失礼のない印象を与えられます。
慣れないうちは順序をメモしておくと安心です。