香典マナー:会葬御礼の渡し方|葬儀で失礼にならないためのポイント
葬儀では、香典をいただいた方に**会葬御礼(お礼の品)**を渡すのが基本マナーです。
適切な渡し方を知っておくことで、遺族としての礼儀を守り、参列者に失礼のない対応ができます。
1. 会葬御礼とは?
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香典を持参して参列してくださった方へのお礼
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品物・挨拶・カードなどを通して感謝の気持ちを伝える
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一般的には葬儀終了時、帰り際に渡す
主な会葬御礼の内容
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のし袋や紙袋に入った粗品(タオル・お菓子・線香など)
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金額に応じて内容を調整
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過度に高価な品は避ける(香典と釣り合う程度が目安)
2. 会葬御礼の渡し方
(1) 基本の手順
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受付で香典を受け取る
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参列者に一礼
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「本日はご会葬いただきありがとうございました」など挨拶
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会葬御礼を手渡す
(2) 言葉の例
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「本日はご会葬いただき、誠にありがとうございました」
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「ささやかではございますが、心ばかりのものです」
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「どうぞお気をつけてお帰りください」
(3) 渡す際のポイント
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両手で渡す:丁寧さを示す
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目を見て一礼:感謝の気持ちを伝える
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個別に渡す:まとめて置くのではなく、参列者一人一人に手渡す
3. 注意点
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渡すタイミングは香典を受け取った直後が基本
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忙しい場合は受付でまとめて渡しても問題ないが、丁寧な対応が望ましい
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目上や親族の場合も、特別扱いしすぎず一般参列者と同じ形式で渡す
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香典返し(後日郵送)は、会葬御礼とは別に対応する
4. 会葬御礼のマナーまとめ
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目的:香典をいただいた参列者への感謝を伝える
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渡すタイミング:葬儀・告別式の終了時
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渡し方:両手で一人一人に手渡す
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言葉遣い:短く丁寧に「ありがとうございました」「心ばかりです」と伝える
会葬御礼は、参列者に遺族の礼儀正しさと感謝の気持ちを伝える重要な場面です。
丁寧な対応を心がけることで、故人への弔意もより深く伝わります。