葬儀での会葬御礼マナー:失礼のないお礼の方法とポイント
葬儀に参列してくださった方々への**会葬御礼(会葬礼状・お礼状)**は、遺族としての感謝を伝える大切なマナーです。
「何を書けばいいのか」「タイミングはいつがいいのか」と悩む方も多いでしょう。
この記事では、葬儀での会葬御礼の基本マナー、書き方、注意点を具体的に解説します。
1. 会葬御礼とは?
会葬御礼とは、葬儀・告別式に参列してくださった方々へ、感謝の気持ちを伝えるための礼状や品物のことです。
形式は大きく分けて2種類あります。
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会葬御礼状(手紙や印刷物)
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会葬御礼の文章をまとめ、参列者に渡す形式
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会葬御礼品(粗供養)
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お茶やお菓子、記念品などを添えて渡す場合もある
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いずれも、遺族の感謝の気持ちを伝えることが目的です。
2. 会葬御礼状の基本マナー
2-1. 書くタイミング
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葬儀・告別式終了時に渡すのが一般的
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遠方で参列できなかった方には後日郵送する場合もある
2-2. 書く内容
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お礼の言葉:「このたびはご多忙のところご会葬いただき、誠にありがとうございました」
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故人への想い:「○○が生前お世話になりましたこと、心より感謝申し上げます」
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遺族としての締めの言葉:「略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます」
2-3. 書き方のポイント
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簡潔で丁寧にまとめる
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手書きまたは印刷:個人的な関係がある場合は手書きが好印象
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忌み言葉を避ける:「重ね重ね」「再び」などは避ける
3. 会葬御礼品(粗供養)のマナー
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渡すタイミング:葬儀会場で会葬御礼状と一緒に渡す
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金額の目安:1人あたり500〜1,000円程度
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品物の例:お茶、のし付きのお菓子、消耗品(石鹸・ハンカチ)
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のしの書き方:表書き「志」、下に遺族名を記載
注意点
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高価すぎる品は避ける
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個別包装されているものが望ましい
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参列者が持ち帰りやすい大きさにする
4. 会葬御礼マナーのまとめ
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会葬御礼は、参列者への感謝の気持ちを伝える大切な手段
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御礼状は簡潔かつ丁寧に、忌み言葉に注意して書く
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御礼品は高価すぎず、日持ちする消耗品が無難
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遠方の参列者には郵送対応も検討する
正しいマナーで会葬御礼を行うことで、遺族としての礼節を示すことができます。
形式にこだわりすぎず、感謝の気持ちを誠実に伝えることが最も大切です。