香典袋の表書き例(会社関係編)|失礼にならない書き方ガイド
会社関係の葬儀に参列する場合、香典袋の表書きはマナーを守ることが重要です。ビジネス上の関係や同僚・上司に対して、失礼のない書き方を理解しておくと安心です。ここでは、会社関係で使える香典袋の表書きの例を具体的に紹介します。
1. 基本的な書き方のルール
香典袋に書く文字や表書きには、以下のポイントがあります。
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濃墨で書く:悲しみを表すため、薄墨または黒墨で書く
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表書きは縦書きが基本
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水引の種類に注意:弔事用は黒白または双銀の水引
2. 会社関係の香典袋の表書き例
(1) 上司・部長クラスへの場合
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表書き:「御霊前」「御香典」
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記名:自分の氏名+会社名(部署名を添えると丁寧)
例
御霊前
○○株式会社 営業部
山田 太郎
(2) 同僚・部下への場合
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表書き:「御香典」「御供」
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記名:氏名のみでもOKだが、部署名を添えると丁寧
例
御香典
山田 太郎
(3) 取引先・取締役など会社外の関係者への場合
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表書き:「御霊前」「御香料」
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記名:会社名+役職+氏名を明記
例
御霊前
○○株式会社 営業部 部長
山田 太郎
3. 香典袋に書くときの注意点
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間違えた場合は修正せず、新しい袋を用意
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濃墨・薄墨は地域や宗派で差がある(関西では薄墨、関東では濃墨も一般的)
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金額の目安も社内で確認(直属上司や部署で統一すると安心)
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袱紗(ふくさ)に包むとより丁寧
4. 香典袋の選び方
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シンプルなデザインで、弔事用の水引が印刷されたもの
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高額の場合は金額に応じて上質な袋を選ぶ
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宗派がわかっている場合は、宗派に合った表書きを選ぶ
まとめ
会社関係での香典袋の表書きは、
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上司や取引先には会社名や役職も添える
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表書きは「御霊前」「御香典」「御香料」を使い分ける
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水引や墨の濃さにも注意する
これらを守ることで、ビジネスマナーとしても安心して葬儀に参列できます。