香典の渡し方:直接手渡し編|マナーを守って失礼なく
葬儀や通夜で香典を渡す場面は、親族だけでなく会社関係者や知人にも発生します。特に直接手渡しする場合は、マナーを守ることで失礼なく、気持ちを伝えることができます。ここでは、初心者でも安心して実践できる香典の手渡し方法を詳しく解説します。
1. 香典を渡す前の準備
(1) 袱紗(ふくさ)に包む
-
香典袋は袱紗に包んで持参するのが基本
-
色は紫・紺・グレーなど落ち着いたもの
-
直接手渡す際も、袱紗から取り出して渡すと丁寧
(2) 表書きと金額の確認
-
表書きが間違っていないか、濃墨で書かれているか
-
香典袋の金額も確認しておく
(3) 服装・態度を整える
-
葬儀の場では黒や濃紺のスーツが基本
-
静かに、落ち着いた態度で行動する
2. 直接手渡しする手順
(1) 受付で渡す場合
-
袱紗ごと両手で持つ
-
受付の方に向かって一礼する
-
「このたびはご愁傷さまです」と一言添える
-
袱紗から取り出し、両手で香典袋を渡す
(2) 遺族に直接渡す場合
-
遺族の手元に直接置くのではなく、一度「お受けください」と声をかけて渡す
-
「このたびは誠にご愁傷さまです」など、簡単な弔意の言葉を添える
-
渡すときも両手で丁寧に
3. 手渡しマナーのポイント
-
両手で渡す:片手で渡すと無礼になりやすい
-
立ったまま渡す:遺族が座っている場合も立ったままが基本
-
香典袋を逆さにしない:表書きが読みやすい向きで渡す
-
多額の場合は受付に任せる:直接渡すのが負担にならない場合に限る
4. 避けるべきNG行動
-
香典袋をポケットから出して渡す
-
渡すときに話し込む
-
付箋やメモを貼ったまま渡す
-
香典袋を折り曲げて渡す
5. まとめ
直接手渡しで香典を渡す場合は、
-
袱紗に包み、表書きや金額を確認
-
両手で丁寧に渡す
-
一言弔意の言葉を添える
-
立ったまま、静かに渡す
これらを守ることで、葬儀や通夜での失礼を避け、誠意をしっかり伝えることができます。