もう迷わない!香典袋の正しい表書き(故人別・関係別)を徹底解説
急な訃報が届いたとき、まず悩んでしまうのが香典袋の準備ではないでしょうか。
特に**「表書き」**は、故人や宗教、そして故人との関係性によって書き方が異なります。もし間違ってしまうと、ご遺族に失礼にあたる可能性も…。
今回は、そんな不安を解消するために、香典袋の正しい表書きを、故人別・関係別に分かりやすく解説します。
1. 故人の宗教によって変わる香典袋の表書き
表書きは、故人がどの宗教を信仰していたかによって、書き方が全く異なります。
仏式の場合:
仏教では**「御霊前(ごれいぜん)」**と書くのが一般的です。ただし、故人が浄土真宗の場合は「御仏前(ごぶつぜん)」とします。
神式の場合:
神道では仏教用語を使わないため、**「御玉串料(おんたまぐしりょう)」または「御神前(ごしんぜん)」**と書きます。
キリスト教の場合:
キリスト教では、カトリックとプロテスタントで表書きが異なります。
カトリック: 「御ミサ料(おんみさりょう)」または「御花料(おはなりょう)」
プロテスタント: 「お花料(おはなりょう)」または「忌慰料(きいりょう)」
宗教が不明な場合:
故人の宗教が分からない場合は、「御香典」と書くと仏教と間違えられる可能性があるため、**「御霊前」**と書くのが無難です。
2. 故人との関係性によって変わる香典袋の選び方
香典袋は、故人との関係性や、包む金額によって、デザインを使い分けるのがマナーです。
一般的な場合:
白と黒の水引がついた香典袋が一般的です。水引は「結び切り」のものを選びます。
身内や親族の場合:
白無地の香典袋を選ぶのが一般的です。金額が少ない場合は、水引のないシンプルな袋でも構いません。
会社関係の場合:
会社の同僚や上司、部下など、関係性によって香典の金額が異なるため、それに合わせて香典袋を選びます。金額が1万円以下であれば、シンプルな袋でも失礼にはあたりません。
3. 誰が書く?香典袋の「名前」の書き方
香典袋には、表書きの下に氏名を書きます。
個人で出す場合:
表書きの下に、フルネームで氏名を丁寧に書きます。
連名で出す場合:
3人までの場合は、右から目上の方、左へ順に氏名を書きます。
4人以上の場合:
代表者の氏名を中央に書き、その左に「他一同」と書くのがマナーです。
まとめ
香典袋の表書きは、故人や宗教、関係性によって書き方が異なります。
事前に確認しておくことで、ご遺族に失礼なく、故人を偲ぶ気持ちを伝えることができます。
ぜひこの記事を参考にして、準備してみてくださいね。