お中元・お歳暮のマナーと送り方|失礼にならない贈り方ガイド
お中元やお歳暮は、日頃の感謝を伝える日本の伝統的な贈り物です。しかし、送り方やタイミング、品物の選び方を間違えると失礼にあたることもあります。
この記事では、初めての方でも安心して贈れるよう、マナー・時期・品物選び・送り方のポイントを解説します。
1. お中元とお歳暮の違い
項目 | お中元 | お歳暮 |
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目的 | 日頃の感謝や夏の挨拶 | 年末の感謝や挨拶 |
送る時期 | 7月初旬~8月中旬(地域により異なる) | 12月初旬~12月20日頃 |
贈る相手 | 目上の人・お世話になった人・取引先 | 同上 |
※地域によって時期が多少異なるため、相手の地域の習慣も確認することが大切です。
2. 贈る際のマナー
2-1. 価格の目安
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親しい相手:3,000円~5,000円程度
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仕事関係や目上の人:5,000円~10,000円程度
※高額すぎると気を遣わせる場合があります
2-2. 包装・熨斗(のし)
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贈り物は丁寧な包装と熨斗紙を付ける
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水引は基本的に紅白または黄白の結び切り・蝶結びを使用
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表書きは以下の通り:
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お中元 → 「御中元」
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お歳暮 → 「御歳暮」
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2-3. 品物選びのポイント
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相手の嗜好や生活スタイルを考慮
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消え物(食品・飲料・日用品)が基本で、長期保管が難しいものや好みに合わないものは避ける
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日持ちするギフトや、個包装されているものは喜ばれやすい
3. 送る前の確認
3-1. 相手の住所・連絡先
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住所や名前の間違いがないように確認
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事前に「贈ってもよいか」確認するとより安心
3-2. 配達方法
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配送する場合は日時指定で相手の都合に合わせる
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直接手渡しする場合は、訪問時間を事前に伝えると失礼がない
3-3. 付箋やメッセージカード
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簡単な感謝の言葉を添えると、より気持ちが伝わる
4. 贈った後のマナー
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受け取った相手からの連絡にはすぐにお礼の返事をする
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ビジネスシーンでは社内や上司への報告も忘れずに
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年末や年始の挨拶で、贈ったギフトについて触れると印象が良い
5. まとめ
お中元・お歳暮の基本マナーは、**「感謝の気持ちを相手に失礼なく伝えること」**です。
ポイントをまとめると:
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送る時期を守る(地域差も確認)
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相手に合わせた品物選び(消え物・日持ちするものが基本)
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丁寧な包装と熨斗
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事前確認と送付後のフォロー
この基本を押さえれば、初めてでも安心して贈ることができ、好印象を残すギフトになります。