ご祝儀袋の表書きを間違えたときの対応|正しいマナーと対処法
結婚式やお祝い事で欠かせないご祝儀。封筒や袋の表書きの書き間違いは、誰でも緊張しているときに起こりうるミスです。しかし、間違ったまま渡すのは避けたいもの。では、表書きを間違えた場合はどうすればよいのでしょうか。この記事では、マナーに沿った正しい対応方法と注意点を詳しく解説します。
1. 表書きでよくある間違い
ご祝儀袋の表書きで間違えやすいポイントは以下の通りです。
-
漢字の間違い:「寿」と「祝」などの意味を取り違える
-
読み間違いによる誤字:相手の名字の書き間違い
-
筆跡や文字の乱れ:丁寧に書いたつもりでもバランスが崩れる
-
濃淡や墨のにじみ:見た目が不格好になりやすい
2. 間違えたときの基本対応
(1)新しいご祝儀袋を用意する
最も基本かつ無難な方法は、新しいご祝儀袋を用意して書き直すことです。特に結婚式や正式な場では、表書きの誤りをそのまま渡すのは避けた方が良いでしょう。
-
ポイント
-
中袋のお金も入れ替え可能
-
文字は落ち着いて丁寧に書く
-
必要であれば筆ペンや濃墨を使用
-
(2)間違いを修正して渡す場合
どうしても新しい袋が用意できない場合、軽く修正して渡すことも可能です。
-
修正液やシールで隠すのは避ける
-
上から丁寧に書き直す
-
相手が目上の場合は、軽く謝意を添える
ただし、結婚式やフォーマルな場では新しい袋に書き直す方が無難です。
3. 書き直し時の注意点
-
墨やインクの濃さを統一
薄くなった文字や濃淡の違いがあると見た目が悪くなるため、新しい袋を用意する場合は統一感を意識。 -
名前や金額の中袋も確認
表書きだけでなく、中袋のお金の向きや金額の表記も確認しましょう。 -
失礼のない言葉遣い
「書き直してしまい申し訳ありません」と一言添えると、印象が柔らかくなります。
4. 緊急時の対処法
-
式当日に気づいた場合
-
新しいご祝儀袋を持参する
-
受付に渡す前にそっと書き直す
-
-
自宅から持参する場合
-
前もって余分に袋を用意しておくと安心
-
-
中袋に名前を入れる場合
-
万一のため、名前は中袋にも記載しておくと間違えた場合に対応しやすい
-
5. まとめ|ご祝儀袋の書き間違いは早めの対応で安心
-
ご祝儀袋の表書きは、間違えたら新しい袋に書き直すのが最も無難
-
修正する場合は、見た目がきれいになるよう丁寧に書く
-
中袋や金額の確認も忘れず、相手に失礼のない形で渡す
書き間違いは誰でも起こり得ますが、早めに対処して丁寧に渡すことで印象は良くなります。事前に予備の袋を用意しておくと安心です。