💡 認知症の方がなぜ行方不明に?見つからない原因と家族ができる対策
「認知症の家族が行方不明になってしまったらどうしよう…」
「なぜ、ニュースで行方不明になった方がなかなか見つからないのだろう?」
そうした不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
認知症の方が外に出てそのまま帰れなくなることは、ご家族にとって最も心配なことの一つです。
この記事では、認知症の方がなぜ行方不明になってしまうのか、そして見つからない原因、ご家族が事前にできる対策について、わかりやすく解説します。
認知症の方が行方不明になる主な原因
認知症の症状は一人ひとり異なりますが、行方不明になる原因として、主に以下の3つが挙げられます。
目的のない「外出」
「家にいるのに帰らなければならない」「以前住んでいた家に帰る」といった、いわゆる「帰宅願望」が原因で外に出てしまうことがあります。本人は明確な目的を持って行動しているため、呼び止められても「早く帰らなければ」と急いでしまい、結果として見知らぬ場所へ行ってしまうのです。
記憶の障害による「道迷い」
慣れ親しんだ場所でも、認知症の進行によって道順がわからなくなってしまいます。特に、急な環境の変化や見慣れない場所では、混乱してしまい、自宅への帰り道がわからなくなることが多くあります。
周囲の状況を理解できない「パニック」
場所や時間、自分自身の状況を認識するのが難しくなると、不安やパニックに陥りやすくなります。そのような精神状態のまま外に出てしまい、さらに状況が悪化してしまうケースも少なくありません。
認知症の方が見つかりにくい理由
警察や地域の方々が協力して捜索しても、なかなか見つからないケースが多いのはなぜでしょうか。その主な理由は以下の通りです。
移動距離が予想外に広い
徘徊(はいかい)というとゆっくり歩いているイメージがあるかもしれませんが、実際にはかなりの速足で、しかも長時間歩き続けることがあります。そのため、予想以上に遠くまで移動してしまい、捜索範囲が広大になってしまうのです。
人目につきにくい場所にいる
認知症の方が行方不明になった場合、発見されやすいのは道路や駅などですが、本人が不安や恐怖から人目のない場所(山林、草むら、川辺など)に身を隠してしまうこともあります。
身元が特定できない
名前や住所を尋ねられても答えることができなかったり、ご自身で身分証明書などを持ち歩いていなかったりすると、保護された後も身元を特定するのに時間がかかってしまいます。
家族ができる!行方不明を未然に防ぐための対策
行方不明になってから慌てることのないよう、日頃からできる対策をいくつかご紹介します。
GPS端末などを活用する
GPS機能が付いたキーホルダーや靴の中敷きなど、本人が身につけやすいものを用意しておきましょう。いざという時に居場所をすぐに特定でき、早期発見につながります。
「見守りサービス」を利用する
自治体や民間企業が提供している「見守りサービス」を活用するのも有効です。センサーを設置して外出を知らせてくれたり、専門の相談員がサポートしてくれたりするサービスもあります。
近所の方や地域包括支援センターと連携する
日頃から近所の方に協力をお願いしておきましょう。「もし見かけたら声をかけてほしい」と伝えておくことで、いざという時にご協力をお願いしやすくなります。また、地域の地域包括支援センターに相談しておくことで、専門家からのアドバイスやサービスを受けられます。
身元がわかるものを身につけてもらう
本人の衣類や持ち物に、氏名や連絡先を記入しておきましょう。個人情報が気になる場合は、緊急連絡先だけでも記載しておくのがおすすめです。
まとめ:大切なのは、日頃からの備えと地域との連携
認知症の方が行方不明になるのは、ご本人やご家族にとって大変な出来事です。しかし、日頃からの備えと地域との連携によって、そのリスクを減らすことができます。
まずは、身近なところからできる対策を始めてみませんか?