歯の痛み、もう我慢しない!頼れる市販薬と「これは効かないかも…」な危険なサイン
「ズキズキする…」「冷たいものがしみる…」突然の歯の痛みって、本当に辛いですよね。夜中に痛み出して、どうしようもなくなった経験がある方もいるのではないでしょうか。すぐに歯医者さんに行ければいいけれど、そうもいかない時もありますよね。
そんな時、頼りになるのが市販の痛み止めです。でも、「どんな薬を選べばいいの?」「この痛みは、薬で治まるのかな?」と不安に思うこともあるでしょう。
この記事では、歯の痛みに効果的な市販薬の種類と選び方、そして「もしかしたら薬が効かないかも…?」という危険なサインについて、詳しく解説していきます。適切な対処で、辛い歯の痛みを和らげ、快適な毎日を取り戻しましょう!
歯の痛み、どうして起こるの?主な原因を知ろう
歯の痛みには様々な原因がありますが、主に次のようなものが考えられます。
むし歯(虫歯): 歯に穴が開き、神経に刺激が伝わることで痛みが生じます。初期はしみる程度ですが、進行すると激しい痛みに。
歯周病: 歯ぐきや歯を支える骨の病気。歯ぐきが腫れたり、出血したり、歯がグラグラすることで痛みを感じることもあります。
知覚過敏: 歯ぐきが下がったり、歯のエナメル質が削れたりして、象牙質(神経に近い部分)が露出し、冷たいものや熱いものがしみる症状です。
親知らずの炎症: 親知らずが斜めに生えたり、生えかけだったりすると、歯ぐきが炎症を起こして痛みが出ることがあります。
歯ぎしり・食いしばり: 歯や顎に過度な負担がかかり、痛みやだるさの原因になることがあります。
歯の神経の炎症(歯髄炎): むし歯が深く進行し、歯の神経が炎症を起こしている状態。激しい痛みが特徴です。
歯の痛みに効く!頼れる市販薬の種類と選び方
市販の痛み止めは、あくまで一時的に痛みを和らげるためのものです。根本的な治療ではないことを理解した上で、適切に使用しましょう。
1. 痛み止め(解熱鎮痛剤)
最も一般的に使われるのが、内服するタイプの痛み止めです。主な成分は以下の通りです。
イブプロフェン系:
特徴: 比較的効果が早く、鎮痛作用が強いとされています。炎症を抑える効果も期待できます。
商品例: 「イブA錠」「ノーシンピュア」など。
選び方のポイント: 胃への負担が比較的少ないとされていますが、空腹時の服用は避け、胃の弱い方は注意が必要です。
ロキソプロフェンナトリウム水和物系:
特徴: 医療用としても使われている成分で、高い鎮痛効果が期待できます。炎症を抑える作用も強力です。
商品例: 「ロキソニンS」「ロキソニンSプラス」など。
選び方のポイント: 胃への負担を軽減する工夫がされているものもありますが、胃腸が弱い方は注意が必要です。
アセトアミノフェン系:
特徴: 脳に作用して痛みを抑えるため、胃への負担が少ないとされています。眠くなる成分が入っていないことが多いです。
商品例: 「タイレノールA」「ノーシン」など。
選び方のポイント: 妊娠中の方や授乳中の方、胃腸が弱い方でも比較的使いやすいですが、効果は比較的穏やかです。
【選び方のコツ】
まずは自宅にあるものや、普段使い慣れているものから。
胃腸が弱い方は「アセトアミノフェン系」から試すか、胃に優しい成分配合の「イブプロフェン系」「ロキソプロフェン系」を選ぶ。
眠くなると困る場合は、「眠くなる成分無配合」と記載されているものを選ぶ。
必ず用法・用量を守り、症状が改善しない場合は医療機関を受診する。
2. 塗り薬・貼り薬(口腔用)
歯ぐきの腫れや痛みに直接作用するタイプです。
特徴: 痛み止め成分や殺菌成分が配合されており、直接患部に塗ったり貼ったりすることで、痛みを一時的に和らげたり、炎症を抑えたりします。
商品例: 「デントヘルスR」「口内炎パッチ」など。
選び方のポイント: 歯ぐきの痛みや、口内炎のような症状がある場合に有効です。あくまで補助的な役割と考えてください。
これがサイン!薬が効かない、または効きにくい危険な6つの症状
市販薬を飲んでも痛みが引かない、あるいは特定の症状が続く場合は、自己判断せずにすぐに歯科医院を受診してください。以下のような症状は、専門的な治療が必要なサインかもしれません。
1. 薬を飲んでも痛みが全く引かない、または悪化する
市販薬は一時的に痛みを抑えるもの。服用しても痛みが全く引かない、またはかえって強くなる場合は、むし歯の進行や神経の炎症がかなり進んでいる可能性があります。
2. ズキズキとした激しい痛みが続く
耐えがたいほどのズキズキとした脈打つような痛みは、歯の神経が炎症を起こしている「歯髄炎」の可能性があります。これは、薬だけでは根本的に治りません。
3. 冷たいものだけでなく、熱いものまでしみる
知覚過敏の場合、主に冷たいものがしみますが、熱いものがしみる場合は、むし歯がかなり進行しているか、歯の神経が炎症を起こしているサインです。
4. 歯ぐきが大きく腫れている、膿が出ている
歯周病が進行していたり、歯の根の先に膿が溜まっていたりする可能性があります。感染が広がると重症化する恐れがあるため、早急な処置が必要です。
5. 顔や顎まで腫れている、口が開けにくい
歯や歯ぐきの炎症が周囲の組織にまで広がっているサインです。蜂窩織炎(ほうかしきえん)など、命に関わる感染症に発展する可能性もあるため、一刻も早く医療機関を受診してください。
6. 痛みが治まっても、再発を繰り返す
一時的に痛みが引いても、原因が取り除かれていないため、繰り返し症状が出るのは当然のことです。根本的な治療を受けないと、最終的には抜歯になってしまう可能性もあります。
歯医者さんに行く前の応急処置と注意点
痛みがひどくてすぐに歯医者さんに行けない時のために、応急処置を覚えておきましょう。
患部を冷やす: 頬の上から冷たいタオルや冷却シートで冷やすと、痛みが和らぐことがあります。ただし、冷やしすぎはNG。
患部を清潔に保つ: 歯磨きで食べカスを取り除き、うがい薬で口の中を清潔に保ちましょう。
刺激を避ける: 熱いもの、冷たいもの、辛いもの、甘いものなど、刺激になる飲食は避ける。痛む歯で噛まないようにする。
横にならない: 横になると血流が良くなり、痛みが増すことがあります。なるべく上半身を起こして過ごしましょう。
【注意】
痛みのある歯を強く磨かない。
患部を指や舌で触りすぎない。
自己判断でむやみに薬を飲み続けない。
消毒液などを直接歯の穴に入れない(刺激が強すぎる場合があります)。
まとめ:歯の痛みは放置せず、専門家へ相談が一番!
歯の痛みは、体からの大切なサインです。市販薬は一時的な対処法であり、根本的な解決にはなりません。痛みが引いても、決して自己判断で放置せず、できるだけ早く歯科医院を受診することが大切です。
早期発見・早期治療が、歯の健康を守る一番の近道です。辛い痛みを我慢せず、専門家の手を借りて、健やかな口元を取り戻しましょう!